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27November

11/2719:00

the third place
for parents and children

【メディア掲載情報】


【メディア掲載情報】
「時事通信社」さんに取材いただき、『デーリー東北』(2022.9.21)、『東愛知新聞』(2022.9.14)他、全国各紙に掲載されました🗞

OPENして間もない頃に、どこかでPORTOについての発信を見て県外から訪ねてくださった「時事通信社」の記者の方。
ご自身も子育てをしながら記者としてお仕事をされているのですが、(子育てからもらう、幸せなこともたくさんたくさんある前提で)「育児負担」というものについて考えたときに
ひとくちに「育児負担」というとぼやっとするけれど、
子どもをもつと途端に自分のことができなくなる感覚、自分がどこかにいってしまうような感覚
たとえばゆっくり美容院に行くとか、映画を観たり本を読んだりとか、夫婦でのおでかけとか、飲みに行くとか、思いきり仕事をするとか、そういうこともなのですが、
もっと地味だけどあたりまえにできていたこと、
たとえば夜にふとコンビニに雑誌やおやつを買いに行くとか、ぼーっとスマホを見るとか、なんなら家でゆっくりごはんを食べるとか、お風呂に入るとか、自分のタイミングでトイレに行くとか、そういうことすらできなくなる時期があり、
そういう日常的なことの積み重ねで、いつの間にか自分のことは後回しになっていき
もちろん、子育てをきっかけに自分の中の優先順位が変わることもあるし、あらためて暮らしの中で自分が大事にしたいことがはっきりすることもあるし、それは人によってそれぞれで
「子育てに今は集中する」という選択だって、とても尊いもので
でも、どのライフスタイルを選択するとしても、
育児の「物理的負担」だけでなく
「子育て中は自分のことは後回しにするべき」「(母)親はこうあるべき」といった風潮の強さが、じわじわとのしかかっていること。
わかりやすく見える部分ではないけれど、この「心理的負担」の部分をいかに取り除けるかが、日本にとっても大きなお題である「女性(まだまだバランス的には育児負担の比重が高いという意味で)活躍」とか「少子化対策」とかに向けて、実は結構重要なことのひとつなんじゃないだろうか
というようなお話でとても盛り上がり、今回あらためて取材いただきました。
まだまだ模索中の場で同じような施設を増やせる体力はなく、いちローカルの施設で、足を運んでいただける距離の方にしかお届けできないことにもどかしさを感じることもあるのですが、
「こどもにとって一番身近な大人」であるお母さん・お父さんが、自分のことを大切にしながら、それぞれにとって心地よいあり方で、子育ても含めた毎日を楽しむ背中を見せられるようにすることは、こどもたちの未来にとってもきっと大事なことなのでは
そのために、日本でまだまだ根強い「育児中は自分のことは後回しにするべき」「親はこうあるべき」といった、育児の「心理的負担」の部分を溶かしていく、ということ
について、こうして全国に問いかける機会をいただけたことに、
そして、日々あそびにきてくださる方、応援してくださる方、そして一緒にPORTOをつくってくれているteam PORTOのみなさんはじめ関わったくださっているみなさんのおかげで、PORTOという場をつくり、続けることができていることに、あらためて感謝申し上げます。/ 佳山奈央