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24April
04/2423:10
the third place
for parents and children
【📚PORTOの本棚】『ママン-世界中の母のきもち-』
半分くらいこどもの絵本、半分くらいおとなの本を置いている、 @porto_kobe の本棚📚
絵本は、保育士・幼稚園教諭のスタッフによるセレクトを中心に、定番のものから、ちょっとめずらしいものまで
大人の本は、子育て関連のものから、ビジネス書、小説、お料理の本など、いろいろと揃えています😊
その中からおすすめのものを、Instagramでもちょっとずつご紹介していこうと思います🛳
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『ママン-世界中の母のきもち-』
絵:カンタン・グレバン 作:エレーヌ・デルフォルジュ
訳:内田也哉子
こどものいろんな「初めて」に思いを馳せたり
寝かしつけに歌を口ずさみながら先に寝落ちてしまったり
頑張ったごはんを床に落とされて泣きそうになったり
自分がみてきた、教えられる世界のちいささに寂しくなったり
それでも、大切なことだけは伝えられたらと願ったり
どこかで諦めたかもしれないことを考えて罪悪感を感じたり
それでも、母にしてくれてありがとう、と感謝したり
頼んでもない子育てのアドバイスあれこれに疲れちゃったり
子どもの穏やかな寝顔に、大丈夫だ、とほっとしたり
その時期だけの言いまつがいが愛おしくてくすっとなったり
上の子が「おねえちゃん」になろうとする葛藤を、応援したり
おんなじことの繰り返しに無駄に見えていた時間が
ふともう2度とないことに気がついて感慨深くなったり
過ごせる時間が短くても、
いつか何かを感じてくれる日があったらいいな、と願ったり
わたしのようにはならないで、と願ってしまう日があったり
そっくりなところもあるけれど、あたりまえだけど、
やっぱり別の人間だなあと実感する瞬間があったり
数分はぐれて迷子になった瞬間の息が止まりそうな感覚だったり
そんな日常の瞬間から、
幸せとか大変とか一言では語り尽くせないこと、が
見開き1ページの絵と1ページの言葉で
世界中の母と子、のいろんなシーンから描かれていて
もうとにかく、じーーーーーーーんとなる1冊です。
「当然のことですが、初めから「お母さん」である女性は誰ひとりいません。・・・きっと、子を育てる世の女性たちは、繰り返される日々の中で、転んだり、ぶつかったり、試行錯誤して、いつしか母になるのでしょう。」
「「ママン」「お母さん」という言葉の響きに象徴される、どこか温かく強くしなやかな女性像と、現実に一人ひとりが抱える子育てのもどかしさには多かれ少なかれギャップがあると思います。だからこそ、きっと、その折り合いをつけようと、母親として自問自答しながら前に進むのです。」
「やがて、すべてのページをめくり終えると、体中の力が抜けていることに気がつきます。世界中の母親が、一人ひとり違っていて、そのどれもが「お母さん」なのだと。誰ひとりとして同じ人間がこの世に存在しないように、母親だってそれぞれの鮮やかな色彩があります。」
「そして、もちろん、忘れてはならないその存在‥‥‥「世界中のお父さん、あなたがあなたでありがとう」と。」
(役者あとがきより)
個人的にすきな内田也哉子さんの訳も、あとがきも含めて久しぶりに感動した絵本との出会いでした。
すてきな本との出会いをくださる自由港書店 @jiyukohshoten さん、いつもありがとうございます⚓️/なお