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07June

06/716:19

the third place
for parents and children

ある日のPORTO🛳

ある日のPORTO

@porto_kobe の保育士チームの目線をすこしずつお伝えできるといいなということで〈ちょこっとコラム〉更新しています🌟

PORTOでスタッフとお話いただくときのきっかけとしても、保育士の視点にふれるちょっとした読み物としても、お楽しみいただけると嬉しいです☺️

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ちょこっとコラム『おもちゃの取り合い〜おとなの関わり』

前回こどもの視点のひとつとして“おもちゃを取る”という行動が【好奇心】の表現だったり、というコラムを書きました。
今回は、おともだちが遊んでいるおもちゃを取ってしまうとき、取られて泣いているとき。そんなときのおとなの関わりについて、考えてみたいなと思います。

お知り合い同志なら、大人がさっとコミュニケーションをとることもしやすいけれど、PORTOでは初めての方同士であることがほとんど。また、いろんな価値観、育児観を持つ方が時間を共有する場所です。

こどもたちが迷惑をかけないようにとそばにいる方もいらっしゃれば、こどものすることだからと離れてみまもる方もいらしたり、そのスタンスもいろいろ。
だからこそ、これであってるのかな?おとなの関わり、どうするのがいいの?と悩むところです💭

一時預かりをしているとよくその場面にも立ち会うので、PORTOの保育士メンバーとも話してみました。

「まずは静観。何度も特定の子のおもちゃを取る行為を繰り返していたら、相手の子の気持ちを考えて、違う遊びに誘ったりします」

「安全第一なので、手が出ちゃったりする場合は、間に入って対応します。お子さんの年齢やタイプによってもどんな声をかけるかなどは違いますね。おもちゃの取り合いもこどもたちにとっては社会を知る一歩だから、ある程度は許容したり、相手が困っているようならどうしたら折り合いが付けられそうか、その子に合わせて色々試して考えます」

「まずは、本人のしている行動を言葉にして伝えます。使いたかったの?こっちにもあるけど、こっちはどう?急に取ったらびっくりしちゃうよ、などまずは子どもに伝えます」
「一時保育で毎日会うわけではない中での関わり方だからこその難しさはあります。これで合ってるかな、といつも模索しながら関わっています」
などなど、それぞれの視点でのコメントが。
そのときその子本人がおとなにどうしてほしいと思っているかも、その子によっても、場面によっても変わってくるよなあと、あらためて。

わたしたちも正解を持っているわけではないので、日々悩みながら、模索しながら接しています。
おもちゃの取り合いが始まったら「いつもこういうとき、どうされてますか」とおうちの方と会話してみたり「ちょっとみまもってみてもいいですか」と安全だけは確保しつつ、一旦様子をみまもってみたり。
いろんな価値観の方が時間を共有する場所だからのむずかしさや、とっさの声かけで、これでよかったのかな?と日々悩むことも多いですが、よくあるシーンで、正解がないテーマだからこそ、いろんな方と視点をシェアしながら考える機会、と捉えていけたらいいなと思っています/みほ